NEX-5Nへ買い替えとレビュー

NEX-5N
※この記事の写真は5Dmark2 と SIGMA MACRO50mmF2.8にて撮影。

5Dmark2よりも手軽に動画を撮れる一眼カメラ、ということで、悩んだ末にNEX-5に着地してちょうど1年。なるほど便利だなーと思ったり、やっぱダメだわーと思ったり、LUMIX Gシリーズに乗り換えるかーと定期的に葛藤したりしつつ、それなりに使い込んできたところに、NEX-7とNEX-5Nが登場。それぞれの一長一短を吟味しつつ悩んだ末、NEX-5からNEX-5Nへと買い換えました。

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タッチパネルでのオートフォーカス

撮影画面にISO感度が表示されるようになったとか、カスタム設定項目が増えたといった、「ファームウェア更新でやれや」という些細ながらも超絶便利な改良もさる事ながら、大きいのはやはりタッチパネルによるタッチフォーカス。LUMIXのこの機能がどれほど羨ましかったことか。
これが動画撮影時にどんだけ便利かというと、動画撮影時のオートフォーカスはビデオカメラでも基本的に中央にピントが合うため、嫌でも被写体を中心にする日の丸構図になってしまうのですが、タッチフォーカスであれば、被写体が隅になるような構図でもタッチパネル上の被写体をタッチすればそこにピントが合い、かつ追尾フォーカス機能で被写体が動いてもそれなりに自動で追い続けてくれるという夢のごときオートフォーカスなのです。本来、そういう構図で動きまわる被写体にピントを合わせ続けるにはマニュアルフォーカスでの緊張感あふれる職人技を駆使するしかなかったのですが、この新機能ならママでもOK。
しかも実際試して分かったのですが、動画撮影中は、被写体をタッチすると「クイックイックワッ」というコントラストAF特有のピント合わせではなく、マニュアルフォーカスでピントを合わせているような「ジワー」っとしたピントの動きです。遅いといえば遅いのですが、こちらの方が自然で目に優しいピント合わせに思います。

動画撮影の画角

もうひとつ、買い替えの大きな動機となったのが、動画撮影時の画角。旧NEX-5ではなぜか動画撮影時に画角が狭くなる仕様でした。子どもの写真を撮っている時、「よーしパパこのままの構図で動画も撮っちゃうぞー」と録画ボタンを押すと「デカッ!」となるわけで、はっきりは分かりませんが35mm換算1.6倍が1.8倍くらいになっているとどこかで読んだ気がします。グライドカム撮影のために買ったウルトラワイドコンバーターの超広角もそこそこ広角に。この画角問題がNEX-5Nでは解消され、写真と同じ画角で撮ることができます。ずっと気持ち悪いと思っていた、のどのつっかえが取れた気分。
その他、動画に関しては、本物のAVCHD60pや24pといった記録フォーマットの充実が大きいところですが、AVCHDは扱いにくいので、日常使用ではMP4録画にするかもしれません。以上、動画に関するファーストインプレッションでした。

続きに、写真絡みの感想と、5DMark2で撮ったNEX-5Nギャラリー。

NEX-5Nの画質について

写真については画素数が増えた程度という認識で特に期待していなかったのですが、思いのほか良い感じです。まず、前評判通り高感度ノイズが非常にまろやか。もともと「ザラザラ高感度上等」というタイプですので大変適当な感想ですが、ザラザラ→サラサラしてるなーと。それゆえに、薄暗いところでのISOAUTOは遠慮なく3200まで上がります。それでもけっこうサラサラ。
それと、こちらは絵作りと言うか内部処理の方向性だと思うのですが、旧NEX-5の写真は暗部から中間にかけて持ち上がっているというか暗部が浮いている感じがしてなにやらコンデジっぽさがあった(気がする)のですが、NEX-5Nでは普通の一眼っぽくなった(気がします)。NEX-5の写真もレタッチすればなんとでもなるのですが、撮ったあとの気分が違います。

最後に、電子先幕シャッターが非常に気持ちいいです。ミラーレスのシャッターの仕組み云々は省略、というか自分もよく分からないのですが、本来「カッシャッ」となるシャッター音が「シャッ」になりました。0コンマ何秒の速度的なメリットがあるそうですが、音が気持ちいいのが個人的には重要。ただし、シャッタースピードが意図せず落ちて「カッ……シャ」となる時も「シャッ」としか言わないのでミスに気がつきにくいデメリットもありますが、普通のシャッター方式にも設定できます。

そんなわけで、見た目ほとんど変わらないNEX-5からNEX-5Nへの買い替えでしたが、非常に満足度の高い結果となりました。レンズラインナップは相変わらず物足りなさを感じますが、個人的には高品質写真も撮れる高品質ビデオカメラとして非常に重宝しそうです。ただし、その分電子水準器がないのだけが猛烈に悔やまれ、またしても両面テープで気泡管を貼り付けるのでした。それと問題になっている動画撮影時の怪奇音現象についてはまた後日。
今後ボチボチとNEX-5Nで撮った写真も掲載したいと思います。

NEX-5Nの写真レビュー

NEX-5N
↑ボディ単体よりもお得なズームレンズキットを買いました。旧NEX-5とズームは友人のもとにドナドナ。

NEX5再生ボタン
↑再生ボタンが丸く大きくなり位置が変わりました。旧NEX-5では人差し指で押す感じでしたが、5Nでは親指で押す感じです。まだ慣れませんが。

NEX-5Nアルファロゴ
↑軍艦部(?)前方と後方に分かれていたパーツの分割ラインがなくなりスッキリしました。また、αとソニーロゴのある面が斜めになり、薄くなった印象を受けますが実際の厚みは変わってないはず。

NEX-5Nシャッターボタン
↑この「5N」ロゴが非常に好きです。実際はどうか分かりませんが、インゴットの打刻っぽくて無骨。工業製品という感じがたまりません。公式サイトのデザイン的考察はこちら。 >>”5”の継承

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